病院決定

友人で、私より先にがん手術の経験のある鈴木恵美子さんにメールをしてみた。
恵美子さんがすぐに、励ましメールをくれる。

『みゆりんさん ご両親のご意見もあると思いますが、私はがんはがんのプロにまかせ、他の部分は聖路加でフォローしております。
みゆりんさんの納得のいく方法ですすめて下さい』

との事であった。

そして、友人吉澤ゆかりの知人でがん治療中の方も、両親の希望でT病院に行き検診を続けていたにもかかわらず再発したので「今は自分の意志で静岡がんセンターに行き、納得のいく治療を受けている」と聞いた。


国立がんセンターで見てもらおうか。それとも、01年の子宮筋腫手術のカルテもあるし、G病院がいいのか。
両親の希望はG病院らしかったが、とりあえず相談に乗ってもらおうと、会社を休んで近所のSクリニックの医師を訪ねた。

(この休暇を取るさい、はじめて会社に病名を告げる)

話をきいたSクリニック野村ドクターは、きっぱりと

国立がんセンターH病院がいいと思う。それは、多く症例を見てきているから。糖尿病とか高血圧とか、他の症状があれば総合病院がいいと思いますが、
乳がんだけであれば、やはりがん専門のところがいいですよ。お母さんは抵抗がありますか?抵抗あるなら、がんセンターという言葉は使わずにH病院とだけ
思えばいいじゃないですか。いまは昔とちがって、がんは治る病気です。大丈夫ですよ」

と言ってくださり、わたしの顔も輝いた。

かくして、私は国立がんセンターで手術を受けることに決めた。